女性は男性の目線を活かして仕事するとうまくいく

社会人になり働き始めて感じたことは、女性は仕事仲間であっても男性にとっては異性としてまず認識される、ということです。

 

私が初めて入社した会社の専務は言いました。

 

「君、会社に来るときは口紅くらいつけなさい」

 

何故?と思いました。仕事は営業でもなんでもなく、部屋から出ることのない部外者に出会うことのない事務なのに、どうして嫌いな口紅なんかをつけなくてはいけないの?と憤慨しました。

 

私は肌が弱く、口紅をつけると唇の皮がむけてしまうのです。理由があってつけていないのに、それを聞きもせず「女性のたしなみだろう」と言われました。それがとてもショックでしたが、負けてはなるものか、と翌日からはつけていくようにしました。つけないで反発するより、つけて見返してやりたい気持ちだったのです。

 

ですが、その言葉を受けて嫌でもつける日々を送っていると、自分にあった口紅を見つけることもできたし、色を変えて楽しむという気持ちも持てるようになりました。

 

そんな中、転職し今度は企画業についたのですが、そのときには更にプレゼン後、上司から「服装が地味で悪い。スカートでも履いてくれば雰囲気も和んで話しも通りやすくなるだろうから次のプレゼンでは服装を考え直してきてくれ」と言われたのです。

 

男性陣ばかりの職場で企画という戦う仕事をしていたのでモノトーンのパンツスーツにカッチリ髪をまとめて出たのがまずかったというのです。

 

それも聞いた瞬間は女性ということを侮辱されたように感じたのですが、人の心理は男女で成り立っていますし、仕事の話しをする人間の雰囲気も成功への影響は大きいと感じ、好みではない服装でしたがスカートに替え色味もさわやかなパステルにして再度挑みました。

 

そうして場が和み、仕事がスムーズに進んだとき。私はずっと、性別など関係なく仕事は能力で判断されるものだと結果論で左右するものだと思っていましたが、男性は常に異性を意識した状態で仕事もプライベートも過ごしているのかな、と考えるようになりました。

 

男勝りに仕事を取りたいと思うのではなく女性を活かした態度で事にあたることも大切なのだと。上司たち男性の女性をみる視点の言葉を聞き実践し、より成功につながったことでとても目から鱗になった経験があります。

 

男女でこんなにも異性に対する目線が違うのだ、ということを身を持って体験しました。それは今でも仕事をする上でとても大切なコミュニケーションの方法のひとつとなっています。